CharadeManiacs ≪総評/感想≫ ネタバレON/OFF有

CharadeManiacs (シャレードマニアクス/シャレマニ) の ≪総評・感想≫をまとめてます。

꧁ Contents ꧂

About

CharadeManiacs

CharadeManiacs

IDEA FACTORY CO., LTD.無料


STORY

近未来、とある都市。夏休み間近、平穏な日々を送っていた高校二年生の主人公。主人公が幼馴染と下校していると、突然目の前に現れた謎の人物に『月が2つ存在する』奇妙な世界へと連れ去られてしまう。気付いたときには、自分と同じ状況の人間が9人。何が起こったかわからない彼らの前で、仮面の男は話を始めた。

「ようこそ異世界へ! アルカディアにいらっしゃい!」「この世界は“ドラマ”を演じるだけで、なんでも願いが叶います!」

主人公たちは異世界から現実世界に戻る為ドラマを演じることとなり、仲間たちと協力してドラマをこなしていく。しかし、10人の仲間の中に自分たちをこの世界へ連れてきた『裏切り者』が紛れている事実を突きつけられてしまう主人公たち。『裏切り者』の目的は、ドラマが行われる本当の理由は……。

疑心と信頼の間で揺れ動きながら、最後にとるのは誰の手か――


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※画像は公式HP『CharadeManiacs』より引用
©2018 IDEA FACTORY ©2021 IDEA FACTORY

オープニングムービー

概要

BROCCOLI

メインシナリオ 雨宮うた
原画・キャラクターデザイン 悌太
Cast 斉藤壮馬 鈴村健一 浪川大輔 古川慎 前野智昭 関智一 松岡禎丞 岡本信彦 緒方恵美
©2018 IDEA FACTORY 
©2021 IDEA FACTORY

製品情報

タイトルCharadeManiacs(シャレードマニアクス)
ジャンル女性向け恋愛AVG
CEROB(12歳以上対応)
プラット
フォーム
Nintendo Switch
PlayStation Vita
アプリ

総評・感想

全体感想

CharadeManiacs(シャレマニ)は近未来の日本が舞台。サスペンスさながらのドキドキハラハラ感味わうことができ、フルコンまで楽しめる素敵な作品になっていました。最大の特徴はなんといっても攻略キャラが9名の大ボリューム。一人攻略するたびに真実が明らかにされていく展開が癖になる裏切り者は誰なのか、謎が謎を呼び、フルコンまで楽しみ尽くせるおすすめ作品です📺

全体のボリュームも攻略キャラが9名がいるので、
一人当たりのボリュームは少なめかと思いきや、そんなこともなかったです◎

なにより、プレイ中、何度も何が本当で何が嘘なのか、誰が味方で誰が味方なのか疑心暗鬼になりながら、気づけばその世界観に夢中になってしまう面白さが詰まっていました。真相を目の当たりにしたとき、あなたはどう思うのか確かめてみて!

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シャレマニで一番良かったなと思っているところが、様々なキャラ√に伏線が隠されていたこと。攻略中に、他キャラ√に隠されていた伏線がここで生きてくるのか!と感心することもしばしば。捨てキャラはなくて、キャラ達全員が輝いていて、かつ主役なんだよね。全ての√、キャラ同士が最終的につながって、一つの物語(シャレマニ)を作ってる。もちろんヒヨリ(ヒロイン)も例外じゃない。一つ一つの発言にも意味があって、何一つ見逃せないシナリオが最大の魅力だと思う。

シリアスな場面に目が行きがちですが、クスっと笑えるようなコミカルなエピソードも挿入されていて、それが緩急になっていて飽きることなくプレイできました。途中、裏切りも以前に、本当の意味での味方もいないんじゃないかと錯覚してしまうほど、シャレマニのシナリオにまんまと転がされましたが、そこから完結まで含めて大満足。プレイしてよかったですし、プレイ済みの方には共感してもらえると思う。未プレイの方にはぜひ一度はプレイして欲しいなと強く思います。

キャラ別感想

明瀬あかせキョウヤ

シャレマニの正義のヒーロー代表、明瀬キョウヤくん(続きはClick▾)

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発言力の強さが随一。時に融通の利かない部分もあるけど、等身大の男の子な部分も見せてくれて、そこも含めて愛しいと思えるキャラでした♥

両親がスポンサーという爆弾を抱えながらも、2人の妹のために奮闘する「お兄ちゃん」な一面も持ってるんだよね。ヒヨリに対する頭をぐしゃぐしゃに撫でてくれる態度にも現れてたよね。辛い事情を表に出さない強い姿に心打たれたし、なにより彼自身の「全員を信じる」という正義を貫いた正真正銘のヒーローだった。
また、ラストには次の謎につながるような伏線もあって、シャレマニの世界観を深められた素敵な√でした✨

獲端えばなケイト

ヒヨリとは犬猿の仲。
ズバッと厳しめの発言に目が行きがちだけど、実は誰よりも世話焼きで料理好きな“みんなのお母さん”、獲端くん。(続きはClick▾)

ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)

攻略してみると超ツンデレ、女嫌いのせいでひねくれてしまったただの一途な優男だったことが判明。過去の経験のせいで、女の人が信じられなくなってしまって、それなのに異世界配信に巻き込まれてしまったりと、色々と可哀そうなお方だった。印象的なのは、獲端君のツンツンが強すぎて、デレじゃないけど、ちょっとした姿、照れたところなんかは素直じゃなくて可愛いなって思ってしまうほどツンツンすぎてて麻痺してきてしまう(笑)

それだけではなくて、獲端√はヒヨリが素敵すぎた。こんな素敵な女の子逃してんじゃないよ!はやく好きって、大切だって気づいて!って何度ももどかしく思うほど(笑)そんな獲端くん√は恋のキューピット、射落さんの活躍が凄まじかった。普通ではなかなか素直になれない2人だからこそ、射落さんのありがたさというか存在は大きかったなとしみじみ。正直、獲端くんの行動も、女嫌いになってしまうほどのあんな過去があったならどうしようもなかったんだけどね。長年、心の傷だったんだよねって。それを知らずに、勝手に偉そうなやつだなとか、人を気づつける発言はどうなんだとうとか思ってしまった自分が恥ずかしい。。。

それにラスト、女の子なら憧れる一途な恋。まさか獲端くんが叶えてくれるなんて。最初とのギャップがすごすぎて、本当に同じ人?って疑ってしまうぐらい恐ろしい。。。攻略してみないとわからないキャラの魅力を短いながらもうまく表現されているなと素直に感心。それだから乙女ゲームはやめられない。

甘い展開もラストにはてんこ盛りで、想像以上に大満足。幸せのお裾分けをありがとう。獲端くんとヒヨリ、これからもお幸せに♡

萬城ばんじょうトモセ

ヒヨリの絶対的味方、幼馴染ポジショントモセくん。
時に執着ともいえるほど愛が思いが、それもヒヨリを想っているからこそ。(続きはClick▾)

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正直、トモセくん√はヒヨリ(ヒロイン)の天然では済まされない自分勝手な行動のおかげで、トモセくん、すっごい可哀そうだったなって思ってしまいました。トモセくんの想いに気づいているのに、元の世界に戻れば、元の関係に戻れるはずって、ちょっと可哀想すぎる。。。トモセ君は異世界にいてもいいと思い悩んでしまうぐらい真剣なのに、現状維持って、不憫すぎてならない。ヒヨリ、もっとしっかりして!

それに何をしたかったんだろ、一人のわがままのせいで結局トモセくんをDEAD ENDの危機に陥ってるし。

でも、わかるよ。ヒヨリ、絶対ガンガン迫られると冷めちゃうっていうか嫌なタイプだってことはわかった。追われるより追いかけたい対応なんだよね。絶対そうだ。

なんか結局、トモセくんに胸キュンする暇もなく、ヒヨリの行動が気になってしまって、想像していたより楽しめなくてちょっとだけ残念😢 悪くはなかったんだけどね。

双巳ふたみリョウイチ

個性が強いみんなをまとめる優しいお兄さん的存在の双巳さん。
大人な雰囲気も魅力だよね。(続きはClick▾)

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プレイしてみて、双巳さんは好きになれなかった。ごめんなさい💦

双巳さんとヒヨリ(ヒロイン)は、正直相性悪いっていうか根本的な性質が違うし、ヒヨリが双巳さんを好きになるっていうのも盲目すぎてもやもやしまくり。正しいことと正しくないこととの判断ができないこの√のヒヨリはちょっぴり苦手です。

いつも思うけど、周りそっちのけの告白劇。それに双巳さん、結局ヒヨリが2番目とかありえない。一途な獲端くんを見習ってくれ。だめだ、全然好きになれない😭

終わり方も気になるし、そもそも明瀬さんがDEAD ENDなのも納得できず、ましてや明瀬さんの人格がストーリー進行のためにねじ曲げられている感じが好きになれない。

全てが心配だったし、先行きが暗すぎてしんどい😢 双巳さん全然優しくない。ヒロインに対して、それは甘えなのか、上から目線な口調もちょっと許せないよ?

ヒロインを最後まで蔑ろにする奴は嫌いです。(そう感じるだけかもしれないけど、癇に障る)
言いたいことばっかり言ってすみません💦 こういう立ち回りなのは理解してますが。

ほんのちょっと甘い展開になったからって、私は騙されない。(笑)

ヒロインにはもっと大切にしてくれる素敵な人がいるよって思ってしまってもどかしい、双巳さん√でした。

茅ヶ崎ちがさきマモル

ヒヨリに親身になってくれ、優しく、王子様のような風貌の茅ヶ崎さん。(続きはClick▾)

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いやー、結構衝撃のルートでしたね。

ヒロインを連れ去ってきたの、まさかあなたでしたか。。。。

両親に一度も会ったことがなく、現実世界でも、異世界でも、異形の生き物として扱われてしまう。ヒロインに優しかったのも、現実世界に帰るのに協力的だったのも、全部罪悪感からだったなんて、つらすぎる。

罰ゲームを受けても、自分を大切にできないのは、自分のことも化け物として、忌み嫌われているものとして捉えてしまってるからだったんだ。

味覚音痴だったのも、耳が異常に良かったのも、少食だったのも、ポイントが低すぎるのも、本来キャストに友好的な異世界人が茅ヶ崎さんに暴力をふるっているのも、いつも怪我をしていたのも、全部そこにつながってくるなんて!!!

異世界人と遭遇した時に咄嗟に取ってしまった行動に対して、ひたすら後悔と罪悪感を感じるヒヨリを見て、心が痛みました。本来であれば自分とは違う生物に恐れを抱くことは当たり前なことなのに、茅ヶ崎さんのことを思って、心を痛めるヒヨリを見ると。。。😭 でもやっぱり、ヒヨリは他人の痛みを理解できる素敵な女の子。あんなにも恐れていた異世界人の姿をも受け入れるヒヨリ。それでこそ真のヒロインだなと思わせてくれる素敵√に仕上がってた。他√では好きになれないなと思うところもしばしばあったので素直に見直しました!この√のヒヨリは好きだな♡


話は変わって、双巳さんを攻略した後だと、スポンサーの捉え方が大分変わってくる。茅ヶ崎さんはスポンサーなのに優しすぎるしね。それと比べると、やっぱり双巳さんはまさに狂信者だし、狂ってた。

あと、未開放地区の設備は通信機器だったんだね。それに、キャストが帰還する方法を模索するのも、秘密を暴こうとするのも制限してないんだ。だから共通√での行動もお咎めなしだったんだ。。。茅ヶ崎さん√はどんどん真実が明らかになっていくから面白い。

そして、現実世界に帰還後、右腕ないんだ。粋な計らいなのか、そうじゃないのか。ちょっぴりもやもや。

射落いおちミズキ

性別不明が持ちネタの中世的で美人な姉御肌、射落さん。
正義感が強く、なおかつジョークもお手の物で人当たりも良い。こんなの好きにならないはずないよね。攻略する前から結構楽しみにしてました。(続きはClick▾)

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射落さんはプレイ前なら誰しも思うと思うけど、怪しいよね。性別、なんで教えてくれないの(笑)何が冗談でどこまで本気なのかも。1~3周目ならまだしも、中盤辺りまでくれば味方サイドだってわかるけど、なにかと怪しさを醸し出してるの、やめてほしい(笑)それに、絶対罰ゲームで「性別」を奪われたんだと思ったけど、違うんだね。ただ単に射落さんのジョーク、持ちネタに翻弄されてただけだったんだ。。。射落さん、やり手すぎる。

やり手と言えば、射落さん。情報局の課長とか何事ですか?!お歳、24歳でしたよね??超エリートすぎて、物も言えなくなる。

なにより、射落さん√はヒヨリ自身の葛藤があったように思える。私にとっても射落さんは曲者だったし、気持ちはすごくわかるんだけどね。なんとなく赤瀬さんを攻略した後だから、情報局の人だったんだなってわかってたからそこまでの驚きはなかったけど、その後の怒涛の展開には驚いたな~~。

ドラマで好きな女の子を容赦なく刺したり、任務遂行のため今回の配信キャストを見捨てるような判断を下したり。
ヒヨリや他のみんなははどうなるの?ってドキドキハラハラ感があったよね。

でも最後にヒヨリを見捨てられない射落さん。多くを選び取るために、犠牲はやむを得ないという絶対的な信念があったのに、好きな女の子を見捨てられず、火の中に飛び込んでいく姿にやっぱり、惚れ直しました。一個前に攻略した茅ヶ崎さん√がもうそれは期待以上の素晴らしさだったから、もしかしたらそれは超えられないかも、射落さん√は期待してたばかりに残念なことになるかもと思ってたけど、最後の最後でかましてくれた。ありがとう😭

陀宰だざいメイ

見事にシャレマニの最推しキャラにノミネート、陀宰メイくん(続きはClick▾)

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ヒヨリに対して秘めた想いを持った、隠れたヒーロー。序盤はほんと良い感じに明瀬くんに隠れがちな素直に良い人だったからまったくもって騙されたね~!陀宰くんがプロデューサーだったんだね……
これはやられました。シャレマニ、やってくれる。いろんな意味で。「思い出して」って発言もこんなに意味があったものだったなんて。でも結果として陀宰くん、悪くない。ヒヨリを大切にするところとかも好感度高くてなにもかも帳消しだよ。実は最初から、陀宰くんって不幸を呼び寄せるオーラっていうのかな?幸薄そうって最初から思ってたから幸せそうな姿が見れて本当に良かったよ💦

とにもかくにも、最初から陀宰くんは味方って信じ切ってた。でも攻略中何度か疑問に思うところはあったんだよね。陀宰くんを信じたいあまり、今考えれば見ないふりしてたんだなと思う。他のルートで明らかになった太宰くんの目の話がどっかいっちゃってるし、なんで気づかなかったんだろう。 こういう結末を迎えるとは思ってなかったけど。

それに、太宰くんが怪しいのは変わらないが、みんな廃寺くんから目を逸らしすぎじゃない?陀宰君を目の敵にしすぎじゃない?って逆に違和感しかないし、この時点では廃寺くんが黒幕で、陀宰君は絶対プロデューサーな訳がないって思ってたのに、シャレマニって不思議だね。陀宰くんがプロデューサーってわかってからも、見方が変われば、プロデューサーは敵じゃなかったんだって。

あと、獲端√では明らかにされていなかったけど、獲端くん自身、意外と前回配信の記憶が曖昧で、こんなにも正しい記憶が削ぎ落とされてたんだっていう新たな事実もわかって良かったです。

陀宰√はとにかく可愛すぎるし、謎はどんどん明らかになるしで、大大大満足。「思い出してくれ」って何度もあったと思うけど、秘めた想いが素敵すぎる。ヒヨリとともにお似合いだよ。それにバッドエンドも良くて、見た時も胸がキュってなりました😢 これで、晴れて彼は、シャレマニの最推しになりました。それに個人的に陀宰×ヒヨリがベストカップルかなって思ってます。

最後に、後悔していることと言えば凝部くんの前にプレイしちゃったこと😭 これはやっちゃったよね。絶対凝部くんの後が正解だった💦 これだけは本当に心残り。

凝部ぎょうぶソウタ

お調子者で変わり者。
時にハッとするような発言で周りを驚かす凝部ソウタくん。
アナログゲーム好きで勝負に強い一面も。(続きはClick▾)

ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)

凝部くんにはとても翻弄されました。最初は絶対スポンサーだと思ってたんだよね。それが攻略制限キャラで動揺したし、疑心暗鬼になった要因となったキャラ。

考えていることが本当に読めなくて、でも凝部くんのこと本当の意味で理解したときにはそれも愛らしく思えて。陀宰君と一緒に「思い出して」って発言も、他人を煽るような言動も、全然理解できないし、何がしたいのか読めなかった。

そんな凝部くんだけど、廃寺√ではずぶ濡れのヒヨリに上着を貸してあげる紳士的な行動を見せたり、急にまともで思いやりのある一面を見せてくれるから困る。目が離せないキャラクターでした。

そんな色々な一面を見せてくれる彼だけど、振り返ってみるとどのメンバーよりも周りが見えていたんじゃないかな。

ヒヨリに「本気になったことがない」と散々言われてきた凝部くんだけど、真剣な時や真実を言うときは一人称が「僕」じゃなくて、「俺」に変わるって指摘されてるところ、凝部くんの本当の感情が見えた感じがして、好きすぎました。しかもこれが無意識で、彼自身も気づいていないとかさすがすぎます。賞賛と共に拍手を送りたい👏

家族や友達と過ごすのが楽しいと答えたヒヨリに「羨ましい」という凝部くんの本音かな。時より見せる悲しそうで、自虐とも見える姿に涙しそうになりました😢「信じれば真実、信じないなら全部嘘」って言葉にも凝部君らしさが垣間見れましたよね。また印象深いのは「誰のことも信じていないから自分がどう思われようと構わない。むしろ疑ってくれた方が信用できるからとどんどん疑って」ってセリフ。そんな根拠がないと人を信じられなかった凝部君が、ヒヨリと関わっていくうちに、「自分がプロデューサーじゃないっていう根拠はないの」って。ヒヨリを信じたいって思いが伝わってきました。嘘ばっかりの凝部くんが、ちょっとずつわかってくる瞬間だよね。

それに元の世界に戻ったらヒヨリの後ろの席に座りたいって、え?どういうこと?ってなりました。ヒヨリは窓から二列目の一番後ろの席なのに、それもまた彼なりのひねくれだったのかな。

そこからの破壊力もすごいよね。明瀬さんと話をさせるために勝負したスピードで、凝部くんがお願いしたことがヒヨリの手に触れること。え、そんなことでいいのって私もなりました。そんな思いやりもあったのかって。。。

そんな一面を垣間見たからこそ、最後の凝部くんと陀宰君の罰ゲームを受けたドラマの再演は盛り上がったよね。自分を助けてくれた陀宰くんを残してきてしまったことが“心残り”で2回目の異世界配信に参加した理由だったなんて。これをきっかけに、最初はヒヨリと凝部くんは正反対だなって思っていたけど、何かを思い出したくて、陀宰くんのために行動する2人の姿を見て本質は似ていたのかなって。凝部くん、感動をありがとう。

廃寺はいじタクミ

天然でヒヨリを「お姉ちゃん」と呼ぶ姿には母性本能をくすぐる。
甘えん坊でアイスが大好きな廃寺くん(続きはClick▾)

ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)

結論から言って、小学生でもプロデューサーでもない。アステル、AIだったなんて動揺を隠せません。純粋無垢で可愛らしい彼、それを逆手にとって真っ黒な黒幕だって思ってたから、騙されたあ~~~!絶対どうしようもない極悪人だと思ってた。すみません💦

双巳さんの√でポイントを他のキャストから奪えることを突如として教えてくれたり、凝部くん√ではコントロールルームのパスワードを知っていたり。

他にも不審なことはいっぱいあったよ。3人でババ抜きをしているときの「ジョーカーが一番強いゲームもあるって知ってるよ」はずっと頭に突っかかるように残ってた。ジョーカーはきっと廃寺くんで、ゲームは異世界配信のことだったんだよね。それに、「お姉ちゃんがこの世界を怖がるなら僕が怖くない世界にしてあげる」って言葉もまるで世の中は自分が掌握している、異世界配信は自分のものだと言いたげな発言。「全てから守ってあげる」「管理される側になればいい」というのが発言はもはや恐ろしさを感じました。

廃寺くん√はどう頑張ってもバッドエンドじゃなくても、結果バッドエンドなんだよね。正規のエンドでも2人だけの世界でひたすら都合の良い恋愛ドラマを繰り返す。でも本当の意味でのヒヨリの意思はない。そこには“愛”はなくて、ただ廃寺くんが孤独になりたくなかっただけ。
バッドエンドでは、指名をしてしまったが最後、引き返せない。挙句の果てにまた異世界配信のキャストに。絶望でしかないね。

廃寺くん√はバッドエンドだけど、それだけでは終わらない。廃寺くんの個別√は、真相√とともにあって、切っても切り離せない関係にあると個人的に思ってる。

廃寺くんの「おはか」を探っていくうちに真相にたどり着いていく感じがたまらなく良かった。答えはそこにあったんだよ。

廃寺くんはヒヨリのおばあちゃんがそう言ったように、『忘れること』は幸せなことって信じてたんだ。

そして、バッドエンドではアステルが最後に自分自身で「いつか未来でボクのことを思い出してもらえればいいな」って。忘れることが幸せだと、そう信じていたアステルが、「思い出してほしい」って。感慨深い。

憶えてさえいてくれれば、死んだことにならない、それが永遠になる。「きみがいるところがボクのアルカディアなんだね」という言葉が忘れられない。異世界はアステルにとってのアルカディアなんじゃなかった。ヒヨリがいるところがアルカディアだったんだ。真相ルートを見た後、感動とともにシャレマニ終わっちゃうなって寂しさが、どっと襲ってきました💧

たくさんの人を死の恐怖に陥れていた異世界配信も、アステルにとっては孤独から逃れるための手段だった。そんなの許すしかない。

振り返れば、壊れた犬型ロボットのパルト描写。最初は必要なのかな?ヒヨリの性格を伝えるための手段なのかな?って思っていましたが、最後の最後に物語の鍵となっていたってことがわかりましたね。それに、パルトの名前「キョウ」だったのも、意味があったんだね。きっと最後にアステルが犬型ロボットのパルトになったのも。

最後の最後まで楽しみ尽くせた。あと、ドラマの呼び出しアラートの音に違いがあったなんて。改めてもう一度、プレイなくなるよ!

結局、真相√ではあっさり流された感じがあったけど、アステルにとってパルトになることが本当の意味で幸せだったのか、そしてヒヨリと、スポンサーだったお母さんとの関係は大丈夫だったのかちょっとだけ心配です💦

キャラ好感度

プレイ前好感度

明瀬>トモセ>獲端>凝部>射落>陀宰>双巳=茅ヶ崎>廃寺

プレイ後好感度

陀宰>凝部>射落>獲端>廃寺>茅ヶ裂>明瀬>トモセ>>双巳

プレイ時間

個別ルート:2時間~3時間程度
総プレイ日数:8日程度

スチル

スチルは各キャラ10枚、共通スチルあわせて全部でぴったし100枚。(差分なし)
攻略キャラ9人もいる中、この枚数は妥当だったのかなと思います。最後には幸せいっぱい、ハッピーなスチルが用意されていて、大変癒されました。

システム

ゲームの世界観をより堪能できる近未来的なデザインシステムが◎
ただ、スキップ箇所が多いわりに、激遅。ここはちょっとネックだったかな。せめて選択肢ジャンプとかがあれば変わったと思うんだけど。あと、選択肢を選んだ後、SKIPが解除されるのは手間かな💦

総評

≪総評≫

総合  (3.8/5.0)
ストーリー 
キャラ 
糖度 
スチル 
世界観/設定 
ボリューム 
斬新さ 
個人的おすすめ度 

nabis

10人のうち、裏切り者は
誰なのか――
真実を見届けた後の爽快感は格別。
最後まで楽しみ尽くせる作品でした。

◎ 良かった

 伏線たっぷり。シナリオ重視はプレイ必須。

 異世界配信っていう他にない斬新な設定が病みつきになる!

 疑心暗鬼になるほどのサスペンスに仕上がっていて、フルコンまで楽しみ尽くせる。

 一人ひとり攻略する度に真相が明らかになっていくところが楽しい!

 エンディングは基本1種類。バッドエンドが苦手な方や乙女ゲーム初心者さんにもおすすめ♥

 攻略キャラが9人もいる大ボリューム

△ 惜しい

 良くも悪くもヒロインが等身大。ルートによって結構言動が変わる。癇に障る方いるかも…。

 SKIPが遅い。また、選択肢を選んだ後、SKIPが解除されるのが手間。

 個別ルート、短くはないが駆け足。
(もう少し一人一人と向き合いたかった)

 攻略キャラ視点のSSの場所がわかりにくい。見落としちゃう

こういう方におすすめ!

・サスペンスドラマのようなドキドキハラハラ感を味わいたい!
・いつもの乙女ゲーム飽きた方
・フルコンまで楽しめる作品をお探しの方
・攻略キャラ9人のフルボリュームな作品を楽しみたい方
・ハッピーエンド好きの方
(今作のバッドエンドはあってないようなものです)
・普段乙女ゲームをあまりプレイしない方にもおすすめ

▴ プレイ前の方は参考にして下さい。

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